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文化庁の国語に関する世論調査

今朝の朝日新聞で、「憮然→怒る」誤用7割という文化庁の「国語に関する世論調査」の記事を読む。憮然(ぶぜん)をgoo辞書で検索すると、「思いどおりにならなくて不満なさま」(例:憮然たる面持ち)「落胆するさま」、「事の意外さに驚くさま」とある。憮然たる態度が怒っているように見えるからか?

平成19年度「国語に関する世論調査」の結果の要点
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/h19/yoten.html

1.言葉遣いについて
平成7年度「今の言葉は乱れている」について → 「そう思う」73.6%
平成11年度「今の国語は乱れていると思うか」 → 「思う」85.8%
平成12年度「言葉遣いが乱れていると感じることがあるか」 → 88.9%
平成14年度「現在使われている言葉は乱れていると思うか」 → 80.4%
平成19年度「今の国語は乱れていると思うか」 → 「思う」79.5%
88.9%をピークに徐々にさがっている。それは言葉が乱れていることがわからない、乱れている言葉が正しいと思っている人が増えたからか?(数字に優位差があるとすれば…)

3.外来語の認識度・理解度・使用例(平成14年度 → 平成19年度)
認知度:コラボレーション 43.8 → 76.1%、ウェブサイト 38.1 → 67.2%
理解度:コラボレーション 31.6 → 66.3%、ウェブサイト 31.9 → 59.4%
使用例:コラボレーション 11.3 → 35.5%、ウェブサイト 16.2 → 38.4%
ICT関連語が普及してきたと言える。この他、イノベーション、インフラ、ログインが挙げられています。

4.慣用句等の意味の理解や使用(本来の言い方が少数派になっている慣用句、下記では左側が本来の言い方)
「論理を組み立てて議論を展開すること」→ 論陣を張る 25.3%、論戦を張る 35.0%
「卑劣なやり方で、失敗させられること」→ 足をすくわれる 16.7%、足下をすくわれる 74.1%
「さわり」→ 話の要点 35.1%、話の最初 55.0%
「憮然として立ち去った」→ 失望してぼんやりしている様子 17.1%、腹を立てている様子 70.8%
「檄を飛ばす」→ 自分の意見や考えを、広く人々に知らせて同意を求めること 19.3%、元気のない者に刺激を与えて活気付けること 72.9%
私も「足下をすくわれる」、「さわり」は「話の最初」と思っていた。

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